不安そう→怪しい セブンの従業員ら詐欺被害を防止 栃木署が2人に感謝状

感謝状を贈呈された印部さん(左)、岡本さん(中央)

 【栃木】特殊詐欺被害を未然に防いだとして栃木署は4日、セブン-イレブン大平ぶどう団地店のオーナー印部精一(いんべせいいち)さん(67)=写真左=とパート従業員岡本(おかもと)さゆりさん(49)=同中央=に感謝状を贈った。

 岡本さんは8月2日午前、電子マネー30万円分を購入した70代男性に使途を確認したところ、「使い方が分からない」などと曖昧な返答だったため詐欺を疑い印部さんに相談。2人で男性を説得し、同署に通報して詐欺を未然に防いだ。30万円分は返金されたという。

 印部さんは「男性が不安そうにしていたので怪しいと思った」、岡本さんは「初めての経験だったので驚いた。今後も気をつけて仕事をしたい」と話した。

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