「悪い部分を見逃さないように」平和大通りの樹木を一斉点検 3月と8月に倒木

広島市の平和大通りで8月、高さおよそ7メートルの木が倒れたことを受け、樹木の一斉点検が8日、始まりました。

8日午前9時過ぎの広島市平和大通りです。樹木医が、一本ずつ木を見ながら、腐食や枝が枯れていないか、幹に空洞ができてないかなどを点検していました。

平和大通りでは8月、緑地帯に植えられていた高さおよそ7メートルのトチノキが倒れ、近くのベンチを直撃しました。調査の結果、木の腐食した部分からシロアリが侵入し、強度不足になったとみられています。

一方、3月に、高さ16mのクヌギが倒れたことを受け、行われた調査では、当時「健全な状態」と判断されていました。

今後、およそ1800本を点検し危険な樹木の早期発見につなげたいとしています。

樹木医 工藤徹さん
「倒木につながるような悪い部分を見逃さないように、(平和大通りを)安心して通って、集まってもらえるようにしていきたい」

点検は、9月中の完了を目指しています。

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