「年度末で早く出勤したかった」 京都府、自転車でひき逃げの女性職員を懲戒処分

京都府庁

 京都府は8日、自転車でひき逃げ事故を起こした女性職員(39)を、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 府によると、総務部副主査の職員は2021年3月31日午前8時15分ごろ、京都市下京区で20代女性の自転車とぶつかり、左手小指骨折の重傷を負わせ、そのまま逃走した、という。過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪で京都簡裁から罰金の略式命令を受け、今年6月に相手方との和解が成立し、処分したという。

 職員は「相手方の衣服に損傷や出血が見られず、年度末ということもあって早く出勤して業務整理をしたかった。大変申し訳ない」と話しているという。

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