「さらなる活性化を」統廃合検討の県立3校 2023年度も新入生募集へ 再編見送り

統廃合が検討されてた3つの広島県立高校は、「生徒数の確保が期待できる」として2023年度も新入生を募集することになりました。

広島県教委は、生徒数の減少を受け、広島市佐伯区の湯来南高校・府中市の上下高校・庄原市の西城紫水高校の再編を検討してきました。

現在の統廃合の基準は、「全校生徒が2年連続で80人未満」と定めていますが、基準を見直すということです。新しい基準は、まだ決まっていませんが、3校の統廃合は、いったん見送ることとなりました。

広島県教育委員会によりますと、3校いずれも、2年生より1年生が多いことなどから、2023年度も新入生の確保が期待できるとしています。

広島県教育委員会 平川理恵教育長
「学校のさらなる活性化が図られ、2023年度、一人で多くの新入学生徒数を確保できるよう、学校の取り組みに支援したい」

3校のあり方については、2023年度の新入生の数などを踏まえ、検討するということです。

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