牛乳を冷凍したらどうなる?実は便利な保存方法やメリット・デメリットを解説

牛乳を冷凍するとどうなるの?

牛乳は、冷凍保存可能な食材です。冷凍保存することで、1か月ほど保存することができます。しかし、冷凍してしまうと脂肪分と水分が分離してしまうので、解凍後そのまま飲むとザラザラとし舌触りになるため、解凍してそのまま飲むのはおすすめできません。

牛乳を冷凍保存するメリット

牛乳を冷凍するメリットは、以下のものがあります。

1.保存期間が延びる

牛乳は、賞味期限を超えてしまうと味が落ち始めます。また、開封後は数日以内に消費しなければ腐敗してしまう恐れのある、デリケートな食材です。開封した時点で飲みきれないと思ったら、保存期間が延びるよう冷凍保存してみるのがおすすめ!

冷凍することで、先ほども触れたように保存期間が1か月ほどに長くなります。長く保存できる分、いろいろな面で牛乳が活用できるのは、非常に便利ですね。

2.料理などのちょっと使いに活用しやすい

牛乳を冷凍することで、さらに料理などをおいしく仕上がることができるようになります。

  • ココアやコーヒーに、製氷機で凍らせた牛乳を入れて、アイスココアやアイスコーヒーを楽しむ
  • 氷を削って、ミルク氷を自宅で作れる

特に夏場は、凍らせた牛乳が活躍する場面が多くあります。小さなお子さんとの思い出作りにもつながるので、夏休み前に用意しておきましょう。

3.ホワイトソースを作って冷凍することで、食事作りに活用しやすくなる

牛乳を使ったホワイトソースの作り方は、以下の通りです。

  • バター30gを鍋に溶かし、小麦粉30gを入れて、ダマがなくなるまでかき混ぜる
  • ダマがなくなったら、牛乳300ccを入れて中火で温め、とろみがついたら完成

製氷機で小分けにしたり、冷凍専用の保存袋に入れて板状に凍らせることで、コロッケやシチューなどを作るときに使用できる便利なホワイトソースになります。

牛乳を冷凍保存するデメリット

牛乳を冷凍保存するデメリットは、以下のものがあります。

1.解凍して飲むと、味が落ちる

一度冷凍した牛乳は成分が分離してしまうため、解凍すると味が落ちてしまいます。料理に使う分には問題ありませんが、牛乳単体として飲むと味が落ちてしまうのが最大のデメリットです。

牛乳は凍らせると成分が分離するため、氷の状態でなめても美味しさを感じにくく、アイスのように気軽に食べる食材にはなりません。牛乳に砂糖を混ぜて凍らせたとしても、美味しい牛乳氷ができるわけではないということを知っておきましょう。

2.未開封の状態でパックごと冷凍すると、パックが膨張する

牛乳を未開封の状態のまま冷凍すると、パックが膨張してしまいます。

  • 冷凍庫内で面積を取って、邪魔になりやすい
  • パックのまま冷凍したものは、小分けにして使用できないため、使い勝手が悪い

1Lのパックをそのまま冷凍してしまったら、想像以上に大きく膨張してしまう恐れがあり、冷凍庫を圧迫する原因につながるので注意してください。

まとめ

牛乳を冷凍することで、メリットとデメリット双方が発生します。冷凍することで牛乳がどのような状態になるのかを正しく把握し、どのような方法で保存するかを検討しましょう。

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