ドイツ代表ユニフォーム、時代を彩る「アイコニックな7つのデザイン」

9月9日(現地時間)に日本代表と国際親善試合を行うドイツ代表。日本とはカタールW杯以来の再戦となる。

ここでは、そのドイツが時代を彩ってきた印象的なユニフォームをご紹介したい。

成績重視の選出ではなく、少々大げさではあるが“時代のアイコン”といえるデザインを中心に7着を選んでいる。

1988 ホーム

ドイツ代表 1988 adidas ホーム ユニフォーム

選手:クラウス・アウゲンターラー

ドイツのアイコニックなユニフォームと聞けば、真っ先にこのデザインを浮かべる人も多いのではないだろうか。

ベスト4入りを果たした1988年の欧州選手権(EURO1988)や、3度目の優勝を成し遂げた1990年イタリアW杯で着用したユニフォーム。胸の3色グラフィックはこの時代のアイコン的な存在となり、数度の復刻版も発売された。

2018 ホーム

ドイツ代表 2018 adidas ホーム ユニフォーム

選手:ヨシュア・キミッヒ

2018年ロシアW杯に向けて投入されたユニフォーム。そのW杯でチームはグループステージ敗退となり悪い意味で話題となったが、ユニフォームは逆に良い意味で注目を集める。

白黒で構成するユニフォームの胸には、見覚えのあるジグザグ・グラフィック。これはドイツの象徴的な1988モデルを現代版にアップデートしたもので、レトロモダンなデザインが人気を呼んだ。

ドイツ代表 2010 adidas ホーム ユニフォーム

選手:メスト・エジル

盾形エンブレムに国旗カラーの極細ストライプが特徴的なユニフォーム。3位に終わった2010南アフリカW杯などで着用している。

シャツ各部やエンブレムをブラックとゴールドのコンビネーションで彩り、気品ある美しいデザインに。ドイツ代表の歴史に刻まれた一着だ。

1992 ホーム

ドイツ代表 1992 adidas ホーム ユニフォーム

選手:トーマス・ドル

惜しくも準優勝に終わった1992年の欧州選手権(EURO1992)などで使用したユニフォーム。

襟周りのデザインは90年代前半ならではのスタイルで、透かしのシャドーストライプも印象的。adidasの象徴である3本線(スリーストライプス)は両肩に“デカロゴ”として配置。古き良き90年代のadidasユニフォームといった一着である。

2004 アウェイ

ドイツ代表 2004 adidas アウェイ ユニフォーム

選手:フィリップ・ラーム

フィールドプレーヤー用のユニフォームとして(少なくとも追跡可能な記録を調べた限りでは)、史上初めて基調色にブラックを採用。2004年の欧州選手権(EURO2004)に向けたものだが、大会では着用していない。

“黒ユニ”は90年代末期あたりから目立ち始めるが、ドイツは代表チームの中では比較的早い段階で採用。スタイリッシュなカラーリングは話題となった。

1994 ホーム

ドイツ代表 1994 adidas ホーム ユニフォーム

選手:ユルゲン・クリンスマン

肩部分の鮮やかな国旗カラーによるグラフィックは一度見たら忘れられない。1994年アメリカW杯で着用したユニフォームで、アウェイはグリーンの同デザイン。パンツとセットで揃えたくなるユニフォームだ。

ドーハの悲劇で日本が出場を逃したW杯とあり、日本国内でも大きく注目された94年W杯。この大会で初めて“動くドイツ代表”を見た人も多かったかもしれない。

ドイツ代表史上最も派手な1994モデルは、90年代サッカーシーンのアイコン的な一着でもある。

2002 GK

ドイツ代表 2002 adidas GK ユニフォーム

選手:オリヴァー・カーン

ここまでご紹介してきたものとは別の意味でアイコンとなったユニフォーム。2002年の日韓W杯で守護神オリヴァー・カーンが着用したGKモデルだ。

ブルーとブラックのグラデーションが印象的なこのユニフォームは、横浜で開催されたブラジルとの決勝戦でも着用。試合はドイツが0-2で敗れ、準優勝に終わっている。

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試合後に遠くを見つめるカーンの哀愁漂う姿が人々の共感を誘い、大会後に日本で人気(好感度?)が急上昇。カー用品などのテレビCMにも出演を果たしている。

また、GKが必ずしも人気のポジションではないここ日本で、カーンのネームナンバーをプリントしたユニフォームは好調な売れ行きを見せた。

このブルーのGKユニフォームは、サッカーシーンというよりも日韓W杯のアイコン的な存在かもしれない。

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