ベンフィカの今季アウェイユニ、世界で高評価!「5色ストライプ」の裏にある“数字”に驚く

欧州サッカーの2023-24シーズンがスタートし、ここまで様々なユニフォームが登場した。

いくつかのユニフォームは世界各国でそのデザインが高く評価されているが、その中の一つであるポルトガル1部ベンフィカのアウェイユニフォームをご紹介したい。

この現ポルトガル王者は今季でクラブ創設120周年という節目を迎える。

Benfica 2023-24 adidas Away

ベンフィカ 2023-24 adidas アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームはブラックを基調とし、前面のセンターには5色のストライプを配する珍しいスタイル。こうした色使いに昨今トレンド化しているダイバーシティ系を想像するかもしれないが、それとは異なる意味を込めている(詳細は後述)。

背面の襟部分にはポルトガル語で120周年を意味する“120 ANOS”を刻む。

1904年2月28日に誕生したクラブは来年2月で創設120周年を迎える。その120年の歴史でこれまで国内リーグ38回、UEFAチャンピオンズリーグ2回優勝を誇り、欧州の名門クラブとしての地位を築き上げた。

この新アウェイユニフォームはフレンドリーマッチや国内リーグで今季すでに何度か登場。画像のフェイエノールト戦はアウェイゲームのためホワイトのソックスを着用しているが、基本形はシャツからソックスまで全てブラックで統一する。

デザインの特徴である5色のストライプ。「赤、青、黄、白、緑」の5色は端的に言うならオリンピックの五輪シンボルと同じで、世界5大陸(ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア)を表しているもの。

クラブの説明によると、ベンフィカにはこれまでに55の国籍を持つ選手が在籍し、また69の国々で試合を行ってきたという。どちらも驚きの数字だ。

この5大陸デザインは、多くの国々とつながり続けるクラブの姿を表現し、世界各国に存在するベンフィカサポーターへの敬意が込められている。

同時に今回の5色は単純にエンブレムカラーと見ることも出来るので、実は2重の意味を込めているのかもしれない。

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23-24新アウェイユニフォームはクラブ公式オンラインストアやadidasオンラインストア他で販売中。

ベンフィカはUEFAチャンピオンズリーグに出場するが、このユニフォームを大会で着用する可能もある。そのCLはグループDに所属し、インテル、レッドブル・ザルツブルク、そして久保建英を擁するレアル・ソシエダと対戦する。

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