DV疑惑で代表招集外のアントニーにさらなる逆風…別の女性への新たな暴行疑惑が浮上

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表FWアントニーに関して新たな暴行疑惑が浮上している。イギリス『BBC』が伝えている。

アントニーは元恋人へのDV疑惑が浮上。その影響で、招集されていたブラジル代表メンバーから外されることが決定していた。

さらに、今回のブラジルの『Record TV』の最新報道では33歳の銀行員であるイングリッド・ラナさんが、アントニーから暴行を受けたとインタビューの中で明かしている。

ラナさんは2022年10月にマンチェスターにあるアントニーの自宅で同選手に壁に押しつけられて頭を打ったと主張。ラナさんのインタビュー全文は今週末にブラジルで公開される予定で、当時のやり取りに関してより詳細な内容が明かされる見込みだ。

アントニーは、元恋人であるガブリエラ・カヴァリンさんに対する暴力行為、DV(ドメスティック・バイオレンス)が告発されており、脅迫を含むメッセージが公表。ガブリエラさんは手を負傷したり、頭部を負傷した証拠もあるとされていた。

これを受けて警察の捜査がスタート。ブラジルサッカー連盟(CBF)は北中米ワールドカップ南米予選に向けてブラジル代表に招集していたアントニーを招集外とし、アーセナルのFWガブリエウ・ジェズスを追加招集していた。

なお、アントニーは以前にDVの疑惑を否定。「その告発は虚偽であり、既に出された証拠とこれから提出される証拠は、僕が行われた告発に対して無罪であることを証明していると冷静に述べることができる」と自身のインスタグラムで声明を発表していた。

また、ユナイテッドは6日に声明で警察の捜査が行われていることに言及していた。

「マンチェスター・ユナイテッドは、アントニーに対する疑惑を認め、警察が調査を行なっていることに留意します」

「さらなる情報が出てくるまで、クラブはこれ以上のコメントを控えます」

「クラブとして、我々はこれらの申し立てとその後の報告が虐待の被害者に与える影響を考慮し、この問題を真剣に受けてとめています」

なお、ユナイテッドは現時点で、アントニーが今後の試合に出場するか否かを明言していない。そのため、インターナショナルマッチウィーク明け初戦となる16日のブライトン戦での起用の可否に注目が集まるところだ。

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