交通死亡事故、過去3年で最多

香港警察によると、今年1~8月に発生した交通死亡事故は71件で、前年に比べ34%増加した。これは過去3年で最多という。死亡者71人の60%にあたる44人は通行人で、そのうち27人は65歳以上だった。そのほかの27人は運転者、乗客、自転車に乗っていた人だった。事故原因はスピード違反、危険運転やコントロールミスなどだった。警察では8月13日~9月2日に交通違反の一斉摘発を実施したが、違反キップを切られた通行人1785人のうち4分の1が65歳以上で、信号無視や横断歩道、歩道橋、地下道を使わないケースが目立った。警察の統計によれば交通違反をする理由は、急いでいたから、都合が良いから、車のスピードや道路との距離を低く見積もっていたなどが主因となっている。警察では、道路を渡るときは交通規則を守り、携帯電話は使わないよう呼び掛けている。

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