宇都宮ウエストキッズが初優勝 学童野球決勝 13-6で簗瀬スポーツに勝利

優勝を決め、マウンドに集まる宇都宮ウエストキッズナイン=10日午後2時50分、栃木市大平町真弓

 下野新聞社杯第54回県学童軟式野球大会(県野球連盟、下野新聞社主催)最終日は10日、栃木市大平町のエイジェックさくら球場で決勝を行い、宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)が簗瀬スポーツ(同)を13-6で下し初優勝を飾り、出場125チームの頂点に立った。

 宇都宮ウエストキッズは6-6で迎えた三回、勝俣陽翔(かつまたはると)、渡辺哉汰(わたなべかなた)の連続二塁打と、飯田陽春(いいだきよはる)の中前適時打で2点を奪い勝ち越し。四回には角田駿斗(つのだはやと)の左越え本塁打で2点を加え突き放した。

 第6回大会以来48年ぶりの優勝を狙った簗瀬スポーツは初回に松本昴(まつもとすばる)の2点本塁打を含む5連打で3点を先制。3点を追う立場となった二回には郡司啓(ぐんじひろむ)、松本の連打などで同点に追い付く粘りを見せたが、その後は宇都宮ウエストキッズ2番手の角田に抑えられた。

 閉会式では中島宏(なかじまひろし)県野球連盟会長から宇都宮ウエストキッズの石川維人(いしかわゆいと)主将らに優勝旗や下野新聞社杯が手渡され、両ナインの首に金メダルと銀メダルが掛けられた。宇都宮ウエストキッズを先頭にダイヤモンドを1周し、9日間の熱戦に幕を下ろした。

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