京都府宇治市広野町の宇治支援学校で、島津製作所(京都市中京区)ラグビー部の選手がラグビーの体験授業を行った。高等部の生徒がパスやトライなどに挑戦し、社会人に求められるチームワークや規律の大切さを学んだ。
同社の地域貢献活動で、社会人ラグビーのトップウエストリーグで活躍する選手やコーチ6人が訪れた。
授業には高等部くらし職業コースの3年生14人が参加した。ラグビーは体格も特技もさまざまな選手たちが同じチームで戦うと聞いた上で、「品位」「情熱」「結束」といった競技が重んじる価値観は、社会に出て働く際にも大切だと習った。
体育館では2チームに分かれ、パス回しや腰のひもを奪うタグラグビーを体験した。生徒たちは作戦を話し合い、本気で社会人選手にぶつかっていった。トライを決めると、歓声を上げていた。
授業の最後に「仕事で気を付けることは」「失敗したらどうしますか」などと質問し、コーチや選手からアドバイスを受けた。