スピード出し過ぎに注意 京都・南丹署が道の駅でドライバーにチラシ配布

観光客らに交通安全を呼びかける南丹署員ら(南丹市園部町・道の駅「京都新光悦村」)

 京都府警南丹署はこのほど、「秋の丹波路事故ゼロ作戦」と銘打った啓発活動を南丹市園部町の道の駅「京都新光悦村」で実施し、署員らがスピードの出し過ぎを注意するチラシをドライバーに配って回った。

 同署管内では8月に2件の交通死亡事故が起きている。遠出する機会が増える行楽シーズンを前に安全運転を呼びかけようと、署員や南丹船井地域交通安全活動推進委員ら約20人が参加した。

 赤名肇署長はあいさつで府内の交通事故死者数が8月末現在、前年同期より13人多い36人いるとして「危機的な状況。注意を促すのが重要」と訴えた。

 署員らは関西各地から訪れた家族連れらに「事故が多いので気を付けて」と声を掛け、速度超過や飲酒運転をしないよう呼びかけるウエットティッシュやチラシを渡した。

 推進委員協議会の嶋村益廣会長は「ルールを守って運転してほしい」と話していた。

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