地域医療を支える 「那須中央病院」に新病棟が完成

 県北地域の医療の中枢を担っている大田原市内の病院にこのほど新たな病棟が完成し、10日に記念の式典が行われました。

 新しい病棟が完成した、大田原市下石上の那須中央病院。外来と入院の機能を備えた3階建ての新病棟は、病院が創立40周年を迎えた2022年1月に着工し、約1年半の歳月をかけて完成しました。

 「迷わない病院」をコンセプトにつくられている病棟の1階には、外来診療にかかわるすべての部門が集約されています。また、2階には手術室と透析センター、それにリハビリテーション室などがあります。なかでもリハビリテーション室は浴室や和室それにキッチンなどを再現した設備が整えられ、自宅に近い環境で日常生活への復帰をサポートします。

 入院病棟は3階にあり、患者の状態が急速に悪化する可能性がある時期に対応した病棟が40床、自宅での生活に復帰してもらうための地域包括ケア病棟を56床整備しました。

 病院では9月15日から18日までの4日間を休診にして移転作業を行い、19日から新たな病棟で運営を始めるということです。

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