チェルシーファン、冬のマーケットでオシムヘン獲得を求める

写真:チェルシーファンが求めるストライカーはオシムヘン?

チェルシーはこの夏、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・レヴィアを迎え入れるなど大型補強に動いたが、ファンは早くも冬の移籍市場に向けて新戦力の確保を要望しているようだ。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が報じている。

保有権を持っているベルギー代表FWロメル・ルカクをローマにローン移籍させたこともあり、チェルシーには最前線で強さを発揮できるセンターフォワードが不在の状況。セネガル代表FWニコラス・ジャクソンがこのポジションを務めているが、プレミアリーグへの順応しきれておらず、またプレースタイル的には幅広い動きやスピードが持ち味で、対人戦にはやや難がある。

『フットボール・ロンドン』によると、マウリシオ・ポチェッティーノ監督もセンターフォワードタイプの選手を迎え入れる必要性を感じており、ファンはナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンを望んでいるという。

オシムヘンは昨シーズンのセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝くと、今シーズンも開幕からの2試合で3ゴールと引き続き高い得点力を発揮。現在はナイジェリア代表の一員としてアフリカネイションズカップ予選を戦っているが、9月10日に行われたサントメ・プリンシペ戦ではハットトリックを達成して6-0の快勝に貢献した。

こうした実績により、現在オシムヘンの評価額は8600万ポンド(約157億3970万円)まで高騰。このような金額を実際に支払い、高額取引を実現できるクラブは限られているが、チェルシーはその中の1つに含まれている。

チェルシーのサポーターは1月の移籍市場が開く前に彼の獲得に向けた準備を進めるようクラブに進言しているようで、あるファンがSNS上で「オシムヘンをチェルシーに。異論はある?」と呼び掛けたところ、「我々には彼が必要」「トッド(オーナーのトッド・ベーリー氏)はオシムヘン獲得のためにいくらでも支払え」などと反応。「『オシムヘンがチェルシーへ。Here we go』 というポストを見たら自分の人生はより完璧なものになる」と、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者の決め台詞を引用しつつコメントを寄せるファンもいた。

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