韓国のLG電子が、電装事業を手がけるVS事業本部のホームページ(HP)を通じて、これまで公開されたことのない次世代の車載ディスプレー3種とデジタルコックピット2種を公開した。同社はHP内に、これらを紹介する「モビリティー・ラボワークス・シリーズ」という新カテゴリーを設けた。
同社が生産していない電装製品を完成車メーカーだけでなく一般に公開するのは異例のこと。これには、「LG電子=家電」というイメージから脱却して、新たな重点事業である電装事業をPRする狙いがあるとみられる。
■画期的な新技術も導入
公開されたディスプレーは、インストルメントパネル(インパネ)や中央ディスプレー、助手席ディスプレーを1つに合わせた製品や、ユーザーの状況や再生するコンテンツに合わせて画面の曲がり具合を調整できるディスプレーなど、巻き取りや折り曲げ、折り畳みなどさまざまな先端技術を採用したもの。
特にデジタルコックピット2種については、ディスプレーやコネクティビティー、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などさまざまな革新技術が適用されている。