【ミャンマー】輸入品価格下がらず、ミャワディ道路再開も[経済]

ミャンマー東部カイン(カレン)州で止まっていたミャワディ経由のタイとの国境貿易ルートの通行が、8月末までに再開された。輸送は平常通りに戻ったものの、最大都市ヤンゴンでは輸入品価格が依然として高い状態が続いている。8日付国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーなどが伝えた。

通行できるようになったのは、アジアハイウエー(AH)の一部でもあるミャワディ—コーカレイ区間。豪雨による土砂崩れで8月上旬から通行止めになっていたが、同月末までに輸送トラックの通行が再開となった。

ヤンゴンのサンチャウン郡区の住民によると、輸入食品の価格は9月に入っても下がらず、上昇し続けているという。輸入食品だけでなく、国産品も高騰しているもようだ。

タイ産インスタントコーヒーの価格は足元で、1袋(18グラム)300チャット(約21円)。8月第3週の250チャットから値上がりした。インスタントシリアルは1袋(20グラム)当たり500チャットから600チャットに上昇。4月のティンジャン(ミャンマー正月)前に4,700チャットだった国産シリアルの20袋(1袋は30グラム)入りパックは6,200チャットまで高騰している。

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