甲子園決戦から阪神の “強さ” を探る 「四球」「フルカウントでの出塁」を広島カープと比較すると… 12日から7連戦へ

RCC解説者 天谷宗一郎 さん
元気出していきましょうよ。

河村綾奈 キャスター
はあ、だって、(阪神に3連敗で)疲れ方が…

天谷宗一郎 さん
選手たちは前を向いているので。そこをしっかりとぼくたちは背中を押していく。これに尽きる。

石田充 アナウンサー
痛感しました、阪神の強さ。これが、どこにあるのか、クライマックスシリーズで対戦の可能性もありますから整理してみました。

8日(金)広島 1ー4 阪神 9日(土)広島 1ー5 阪神 10日(日)広島 1ー5 阪神

甲子園での3連戦ですが1点しか取れなかった。やっぱり苦しい戦いになるということなんですが、ヒットの数はそんなに差がない。

ヒット数 8日(金)広島 6 阪神 6 9日(土)広島 7 阪神 10 10日(日)広島 4 阪神 5 合計 広島 17 阪神 21

1戦目・3戦目はほぼ一緒でした。では、何が違うかというと、阪神の強さはここにあるとよく言われます。選んだフォアボールの数です。

選んだ四球の数 8日(金)広島 0 阪神 2 9日(土)広島 1 阪神 2 10日(日)広島 0 阪神 7 合計 広島 1 阪神 11

1対11なんです。申告敬遠もあるんですけど、かなりフォアボールでランナーを与えてしまった。

カープ打線も粘っていました。フルカウントというのはけっこうあったので調べてみました。フルカウントの回数、そして、そのうち何度出塁したか…

フルカウントでの出塁 8日(金)広島 0/6 阪神 1/1 9日(土)広島 1/3 阪神 3/4 10日(日)広島 1/3 阪神 2/4 合計 広島 2/12 阪神 6/9

カープですが、フルカウントは初戦でも6回あって、計3試合で12回あったうち2度出塁。阪神は、9回のうち6度も出塁。このあたりに強さがやっぱりあるなということなんです。

ただ、前を向いていきましょう。7連戦が待っています。上位4チームのスケジュールですが、カープは12日(火)から神宮球場で3連戦。地元・マツダスタジアムに帰って15日(金)・16日(土)と阪神戦。ここで胴上げを見るわけにはいきません。さらには17日(日)・18日(月)は中日戦。バンテリンドームでは今シーズン、負け越しているということもあって、ここまで大事な7連戦になります。

まず、勢いをつけてほしい神宮球場での3連戦、注目選手は 矢野雅哉 選手です。菊池涼介 選手が登録抹消という情報がある中で、よりスタメンの機会が増えそうな矢野選手。神宮で非常にいい成績(打率.400 四球3)です。出塁率は.538。2回に1回は出塁していますから、ぜひ矢野選手に神宮球場で暴れてほしいと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

© 株式会社中国放送