猫を「落ち着かせたい時」のコツ4つ!リラックス状態に変わったサインも合わせて解説

猫を落ち着かせたい時のコツ

猫がイライラしている時や不安から落ち着きのない様子がみられるとき、以下のコツを意識して行うと猫の気持ちが安定しやすいです。

1.狩猟本能を満たす

猫が落ち着きがないのは運動不足のせいかもしれません。体を動かし思いっきり遊ぶことはストレスやエネルギーを発散させ、猫の気持ちを安定させます。飼い主さんのほうから遊びに誘い、獲物のおもちゃを追いかけたくなるような動きをつけて狩り遊びをしてあげましょう。

猫の気持ちを落ち着かせるコツは狩猟本能を満たしてあげることです。ときどき猫に獲物を捕まえさせてあげると、狩りにも自信がつきます。遊んだ後はストレスも軽減されて、気持ちが落ち着ているでしょう。

2.ご褒美を与える

適度におやつを与えることは、猫にとって楽しみのひとつであり、日常の良い刺激となっています。

しかし、猫におやつを要求された分だけ与えてしまうとその後催促するようになるため、なるべく爪切りやシャンプーなど「猫が頑張った後のご褒美」として与えることが大切です。

気持ちを落ち着かせるためのコツとして、メリハリのあるおやつの与え方を意識すると、ご褒美の満足度も高まります。

3.優しいスキンシップや声掛けをする

猫は長時間のお留守番や構ってもらえない時間が続くと、不安や寂しさから飼い主さんの近くでウロウロと落ち着きのない様子を見せることがあります。とくに甘えん坊な性格の猫は、飼い主さんとコミュニケーションが不十分で強い不満を抱いている状態のときに落ち着かない様子を見せることがあります。

愛猫がこのような状態の場合は、優しいスキンシップや声かけをして安心させてあげましょう。

猫が体をスリ寄せてくる間は、できる限り甘えさせてあげることがコツです。頭や顔まわりを重点的に撫でてあげるとリラックス状態に変わるため、猫の気持ちが満足した時点で落ち着きを取り戻し飼い主さんの元から離れていきます。

4.距離をおいて様子を見守る

前章では甘え足りない猫について書きましたが、一方で自立心が強い猫や普段から人に構われすぎている猫は、自由に過ごすことができない状態が続くと、ストレスで落ち着かない様子を見せる場合もあります。そんなときは、程よい距離をとって猫を見守ることも必要です。

家族とのスキンシップを拒んだり、触れると尻尾がしきりに動いていたら猫をそっとしておくサインです。猫がひとり気ままに過ごす時間が増えれば、解放感や安心感を感じて気持ちも安定してきます。

猫がリラックス状態に変わった時のサイン

猫の気持ちが安定して落ち着くと尻尾の動きや仕草などの態度や様子が明らかに変化します。

例えば、香箱座りや仰向けで寝転ぶなどのすぐに逃げられないような体勢が見られたら、リラックス状態のサインです。

他にも、猫は興奮している時ほど瞳孔が開くため、ゆっくり目を細めるように半目状態になっていたり、瞳孔が縦に細い状態へと変わっていたらリラックスモードになったといえます。

まとめ

猫は日常の中で嫌な事があると、不安や怒り、警戒心などから気持ちが落ち着かない様子がみられることもあります。

そんなとき、猫の気持ちを理解せずに接してしまえば、大きなストレスとなって問題行動に繋がることも少なくありません。

「猫の気持ちを落ち着かせたい」と思うとき、まずは態度や仕草から不満に感じていることを見つけて対処してあげましょう。猫のストレスを軽減してあげれば、いつもの穏やかなリラックスサインを見せてくれるはずです。

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