車の部品、3千点もあるの 小学生50人「ライン作業」を体験 京都・大山崎

車体の組み立て工程を体験する児童(大山崎町円明寺・第二大山崎小)

 京都府大山崎町に工場があるダイハツ工業の従業員による恒例の「ものづくり体験教室」が、第二大山崎小(円明寺)で行われた。5年生約50人が自動車の製造工程に関する学習を通じ、仕事で丁寧に作業したり協力したりする大切さを学んだ。

 教室で児童は、塗料の代わりに水を入れたスプレーガン、電動のインパクトレンチといった工具で「塗装」や「組立」「プレス」など各工程の作業を体験した。「車1台に約3千点の部品が使われる」「塗装の厚さはノート1枚分」という説明に聞き入っていた。

 「ライン作業」の体験では、十数人で作ったチームが、パーツごとに手分けしながらブロック玩具の車の模型を組み立てた。出来上がった車の模型に不具合がないかも点検していた。

 男児(11)は「実際の工具を使ってスプレー(塗装)をするのが楽しかった」と喜び、別の男児(11)は「チームワークがとても大切だと感じた」と話した。

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