8月ビール類販売、全社で増加 夏休みイベント、猛暑で

 ビール大手4社が12日発表した8月のビール類販売実績は、前年同月比で全社が増加した。夏休みのイベントで外出が増えたことや、猛暑が寄与した。税額改定の影響で10月から値上がりする第三のビールは、駆け込み需要も出ている。

 キリンビールはビール類全体の販売数量は微増だったが、主力の「一番搾り」は11%増となった。サントリーは17%増で、ビールに限ると40%増と大きく伸びた。サッポロビールは「黒ラベル」の人気がけん引し、11%増だった。金額で公表しているアサヒビールは11%増。飲食店向けのたる・瓶の商品は30%増だった。

© 一般社団法人共同通信社