ユヴェントス売却? イタリア日刊紙の報道に対する株式保有会社の回答は…

写真:財務違反のユヴェントスに売却の噂が…

イタリアの日刊紙『イル・ジョルナーレ』が報じたユヴェントス売却の可能性に関する噂について、クラブの株式を保有しているイタリアの投資持ち株会社『エクソール』が広報担当者をとおして声明を発表した。

イタリアの名門財閥一族であるアニェッリ家が支配する投資持ち株会社の『エクソール』は、ユヴェントスの株式63.8パーセントを所有している。ユヴェントスは、2019年から2021年にかけて年俸の減額やキャピタルゲインの操作を巡る不正行為に及んでいたことが発覚。昨季はイタリアサッカー連盟(FIGC)の裁定によってセリエAで獲得した勝ち点10をはく奪されており、最終的に7位でシーズンを終えている。

現在も厳しい財政状況に置かれているユヴェントスについて、『イル・ジョルナーレ』は『エクソール』がクラブの売却に踏み切る可能性を指摘。同会社がユヴェントスの株式について「バランスを調整し、クリーンアップしたうえで市場に出すべき資産」だと考えていると報じた。

これに対して、『エクソール』は「新聞が流した仮説には根拠がない」と否定。現時点で、クラブ売却の意思がないことを明らかにしている。ユヴェントスの処遇をめぐる報道は、今後も続きそうだ。

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