35歳ブドラー「再び王者に」 寺地拳四朗と王座戦

寺地拳四朗と対戦するヘッキー・ブドラー=東京都新宿区の帝拳ジム

 世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王座戦(18日・有明アリーナ)で統一王者の寺地拳四朗(BMB)に挑む元同級世界2団体王者のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)が12日、東京都内で練習を公開し「調整は順調。再び王者になることがモチベーション」と意気込みを語った。ミット打ちでは本来の右構えではなく左構えでパンチを放ち、手の内を隠した。

 35歳のベテランは寺地について「素晴らしいファイター」と敬意を示した。寺地陣営の加藤健太トレーナーは「今からサウスポー対策をしないと。キャリアのある選手らしく、落ち着いていた」と苦笑いで印象を語った。

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