広島市が設置を要望していた「高陽スマートインターチェンジ(IC)」が、国の「準備段階調査箇所」に選ばれ、事業化に向け大きく動き出しました。
広島市は、山陽自動車道の「広島東IC」と「広島IC」の間に、ETC専用の「高陽スマートIC」の設置を国に要望しています。設置を想定しているのは安佐北区の高陽地区で周辺住民の利便性向上のほか、近くには防災拠点もあり、防災機能の強化にも期待がかかります。
高陽スマートICについて、国は8日、事業化に向け調査を行う「準備段階調査か所」に選定しました。今後、国の調査を経て新規事業として整備が進められるということです。
広島市の松井市長は「実現に向けた大きな一歩。スマートICが整備されれば、交通利便性が格段に向上し、新たなにぎわいの創出につながる」とコメントしています。
また国は、加計と広島北ジャンクションを結ぶ乗り降りのみ可能となっている中国道の加計スマートICについて、戸河内ICを結ぶ乗り降り口も設置する「フル化」にむけて整備することも決めました。