騒動後初の開催…加須のプールで水着撮影会、350人が参加 職員らがチェックも 企画会社「意見を聞いて」

水着撮影会、騒動後初開催

 6月に埼玉県公園緑地協会が県営プールで水着の女性モデルをファンらが撮影する水着撮影会の中止を求めた騒動以来初めて、加須はなさき水上公園(加須市)で9日、水着撮影会が開催された。

 「フレッシュ撮影会」を企画するエーテル(東京都千代田区)による「SPA!フェス2023」で、モデル約50人と撮影者約300人が参加。同協会は過激な水着やポーズを禁止しており、同日は同協会職員やイベントスタッフがポーズなどをチェックした。

 「推し」を撮影し、パソコンに保存して見返すというさいたま市の会社員男性(48)は「6月は推しのアイドル卒業前の大事なイベントで、中止は残念だった」と振り返る。アイドルグループ「マジカル・パンチライン」の沖口優奈さん(25)は「カメラマンに囲まれ、前も後ろも意識して身が引き締まる」と話し、グラビアタレントの原つむぎさん(25)は「現場に来るファンはいい人たち」と強調。「6月の中止で収入が減った。アピールの機会なので、なくさないでほしい」と話した。

 エーテルの担当者、植田章太郎さんは「問題があるなら中止ではなく対策して開催したい。ただ、厳しくしすぎて楽しめないイベントになっては意味がないので、ルール作りの際に意見を聞いてほしい」と訴えた。

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