【橋げた落下】3回目の事故調査委員会 近く中間報告取りまとめの方針を確認(静岡県)

静岡市清水区でバイパスの工事中に橋げたが落下し、8人が死傷した事故で、12日、3回目の事故調査委員会が開かれ、近く中間報告を取りまとめる方針を確認しました。

この事故は、7月6日、静岡市清水区の「静清バイパス」の工事中に、長さ約63メートル、重さ140トンの橋げたが、9メートルの高さから落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負ったものです。

この事故をうけ、国交省静岡国道事務所は、事故の原因究明と再発防止に向けて、大学教授など3人の専門家で構成される事故調査委員会を設置し、12日、3回目の委員会が開かれました。

12日の委員会では、詳細な事故原因などについて話し合われ、その中で、橋げたの落下を防止するためなどに設置するセッティングビームと、仮設の「げた」をつないである金具のボルトが破断したことで、橋げたが落下したと結論付けられました。

( 事故調査委員会 舘石和雄 委員長)

「しっかりやるやり方と比べると不安定感を禁じ得ないサンドルの置き方だった。今後は少し見直した方がいいのではないかという提言になっている」

事故調査委員会では、近日中に、中間報告をとりまとめる方針です。

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