ミラン「125周年ユニフォーム」プロジェクト、2回目ファン投票はエンブレムに決定!一つは“HONDA時代”か

イタリア1部ミランとキットサプライヤーのPumaが4日に発表した「クラブ創設125周年記念ユニフォーム」プロジェクト。

1899年12月に創設されたクラブの125周年を祝うためのもので、2024年12月の発売に向けてファン参加型のプロジェクトが始動している。

125周年記念ユニフォームのデザインにはファンの声も反映されるが、その第1弾としてミランとPumaでは「ストライプ」についてのファン投票を実施。

そしてファン投票の第2弾が10日に発表となった。今回のテーマは「エンブレム」だ。

どちらも一見してクラシックと理解できるデザインが登場。ミラニスタはどちらかへの投票が可能だ。

票はミラン公式ウェブサイトの会員のみを対象とし、一票を投じたいのであれば「MYMILAN」への会員登録が必要となる。なお、登録は無料で行える。

今回提示された2つのデザインだが、100%同じものではないものの、どちらも2000年以降のユニフォームに登場したことがある。その当時のユニフォームとはどんなものだったのか。

今回の提示デザインの一つは、ミランの初代エンブレムを再現したもの。

創設当時のクラブ名「ミラン・クリケット・アンド・フットボール・クラブ (Milan Cricket and Football Club)」と記されたこのエンブレムは、1899年から1916年まで使用したとされているものだ。

この初代エンブレムと完全に同じものではないがアレンジしたデザインが、創設110周年を迎えた2009-10シーズンのユニフォームに使われている。

胸スポンサー「bwin」も懐かしいアウェイモデル。アレシャンドレ・パト、ロナウジーニョ、アンドレア・ピルロ、クラース・ヤン・フンテラールといった名のある多くの選手が着たユニフォームだ。

このユニフォームの襟内側に配していたのが、初代エンブレムを模した四角形のパッチ。チーム名部分は“FORZA MILAN”に置き換わっているが、110周年という記念シーズンらしい演出となった。

そして提示されたもう一つのデザインは「白地に赤十字」のシンプルなもの。100周年記念ユニフォームのエンブレムにも似ているが、どちらかというと115周年を迎えた2014-15シーズンのホームユニフォームのエンブレムに近い。

この14-15シーズンは本田圭佑が在籍していた時代で、ミラン籍後初めてフルで1シーズンを戦っている。他にもリッカルド・モントリーヴォ、ステファン・エル・シャラウィ、ジェレミ・メネズといった選手が袖を通した。

【関連記事】ミランvsインテル!ミラノの両雄「最高のおしゃれユニフォーム」6着はこれ

そんな115周年シーズンのエンブレムは100周年記念モデルの「白地に赤十字」をベースに、十字で分割された右下部分に現在の楕円形エンブレムを配するスタイル。今回の投票の対象となったものとよく似ている。

どちらもクラブの長い歴史が感じられるデザイン。来年12月の125周年記念ユニフォームの胸に付くのはどちらなのか。結果緒を見るのが楽しみである。

ファン投票は残りあと2回。その内容は不明だが、どちらかで「襟」に関する投票が行われそうな予感も。

クラブ創設125周年記念ユニフォームは2024年12月の発表を予定している。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

© 株式会社ファッションニュース通信社