教員の男(34)を逮捕 10代女性といかがわしい行為・撮影した動画を被害者に送った疑い 勤務先は廿日市市立中学校 市教委「事実関係を明らかにし厳正に対処」 広島

10代の女性といかがわしい行為をしたうえ、その様子を撮影し被害者に送信した疑いで教員の男(34)が逮捕されました。

広島県青少年健全育成条例違反(淫行)と児童買春・児童ポルノ法違反(提供)の疑いで逮捕されたのは、広島市南区宇品西に住む地方公務員で教員の男(34)です。

警察によりますと、男は1月13日から14日までの間、広島市中区の宿泊施設で10代の女性が18歳未満であることを知りながら、いかがわしい行為をしたうえ、行為を撮影した動画を被害者の携帯電話に送信した疑いがもたれています。

調べに対して男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

被害を受けた10代の女性への事情聴取で事件が発覚し、警察が捜査していました。

男は広島県廿日市市で勤務する教員で、女性と面識があるということで、警察がいきさつを調べています。

教員の男が逮捕されたことを受けて、廿日市市教育委員会が12日夜、緊急の記者会見を開きました。

廿日市市教育委員会 生田徳廉 教育長
「市民から信頼される学校づくりに市内全校で取り組んでいる中で逮捕事案が生じてしまい、断腸の思いです。容疑内容が事実だとすれば、学校教育に対する期待や信頼を裏切る行為であり、本市の子どもたち、保護者並びに地域の皆様に心からおわび申し上げます」

男は2021年4月から廿日市市立中学校に勤務し、今年度は2年生の保健体育を担当。「勤務態度は特に問題なく、生徒指導に熱心だった」ということです。

廿日市市教育委員会では、「今後、事実関係を明らかにし、広島県教育委員会とも連携し、厳正に対処していく」としています。

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