【カンボジア】1~8月の精米輸出、40万トン =コメ連盟[農水]

カンボジア・コメ連盟(CRF)は9日、2023年1~8月の精米輸出量が40万1,699トンだったと発表した。輸出額は2億7,860万米ドル(約408億円)だった。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。

仕向け先別では、中国に全体の36%に当たる14万3,818トン(輸出額9,160万米ドル)を輸出。欧州連合(EU)に16万4,682トン、東南アジア諸国連合(ASEAN)に3万6,692トンを出荷した。 

1~8月は、56カ国・地域に香り米、長粒白米、パーボイルドライス(精米前に蒸して乾燥させたコメ)、有機米などを輸出した。

農林水産省によると、足元のコメ価格は1キログラム当たり1,100~1,200リエル(約39~43円)で推移している。コメ連盟は声明で、コメの価格はインドが7月に一部白米の輸出を禁止したのを受け上昇していたが、足元では禁輸前の水準に戻りつつあると説明した。

カンボジアは22年、59カ国・地域に精米63万トンを輸出した。今年通年の輸出量目標は70万トンとなっている。

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