【台湾】ルネサス、英業達と車載ゲートウエー開発[IT]

半導体大手のルネサスエレクトロニクスは11日、台湾EMS(電子機器の受託製造サービス)大手の英業達(インベンテック)と、電気自動車(EV)向けの車載ゲートウエーソリューションを共同で開発することで合意したと発表した。両社はルネサスの自動車用システム・オン・チップ(SoC)「R—Car SoC」をベースとしたコネクテッドゲートウエーの概念実証(PoC)機を開発する。

ルネサスは最新のR—Car SoCとアナログ、パワー製品を提供するとともに、英業達がPoC機を開発するための技術サポートを行う。第1弾のPoC機は、英業達が2024年第2四半期(4~6月)に提供する予定という。

ルネサスは、「両社が開発するPoC機を使用することで、電子制御ユニット(ECU)の複雑なネットワークを自動車に組み込むことができ、ソフトウエアを無線通信でアップデートするOTA(オーバー・ジ・エアー)を安全に実現できるようになる」と説明した。

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