木材工作で全国入賞狙う 盛岡・乙部中の平塚希さん

木材を使った作品制作に励む平塚希さん。作品「桃太郎」の鬼ケ島はさまざまな形の流木が入り組む

 木が持つ格好よさを引き出したい―。盛岡・乙部中2年の平塚希(ひかる)さんは、木材を使った作品制作に励んでいる。過去に入賞経験もある全国児童・生徒木工工作コンクール(日本木材青壮年団体連合会主催)への出品に向け、「強みである作品全体のバランスを生かして入賞を狙いたい」と意気込む。

 さまざまな形の流木が入り組む鬼ケ島。裏側から見ると、木の枝などで作った鬼が桃太郎たちを見下ろし、待ち構える。作品「桃太郎」は、6月の第47回同コンクール表彰式で全国会員高知大会賞(4位相当)を受賞した。

 現在もコンクールに向け、作業を進める。全国大会へ進むには、12月の県大会での推薦が必須条件。平塚さんは「毎年複数作品が全国大会で入賞するほど、岩手はレベルが高い。まずは県内で勝ち残れる作品にしたい」と気合を入れる。

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