プロスポーツ選手らに走り方を指導している講師による「走力 up! 教室」が、京都府亀岡市馬路町の亀岡川東学園で開かれた。3、4年生61人が速く走る極意を自分たちでも考えながら教わり、実践して効果を体感した。
児童に夢を持ち努力する大切さを伝えようと、全国各地の小学校でスポーツ教室を開催する「ドリーム・スクール・キャラバン」の一環。同校では5日に開催された。
児童たちは、最初に30メートル走のタイムを測定し、プロスプリントコーチの荒川優さん(34)の指導を受けた。腕を後ろに組んだ状態で走り、どのようにすれば楽にスピードが出せるかを考え、荒川さんは「前傾して体重を前に」「肩も動かす」などの極意を伝授。練習後に再びタイムを測定すると、大半の児童が記録を伸ばし、ガッツポースして喜ぶ子もいた。
1秒もタイムが縮まった3年中村葉咲(はづき)さん(9)は「走るのはあまり得意ではなかったけれど、もっと速くなりたくなった」と話した。