東根市の大富中(小山香校長)で12日、鎌倉能舞台(神奈川県鎌倉市)による能楽公演が行われ、全校生徒110人が能と狂言の世界に触れた。
全国で学校巡回公演を行う同団体のメンバーが狂言「柿山伏」、舞ばやし「船弁慶」、能「敦盛」の演目を披露した。字幕であらすじやせりふ、見どころを解説するモニターも設置され、生徒たちは演者の動きや感情表現に見入りながら物語に引き込まれていた。
狂言を体験するワークショップもあり、狂言の立ち方や発声、動物の鳴き声などを体験した。膝を軽く曲げ、前かがみになる狂言独特の姿勢に太ももを震わせながら挑戦する生徒も。伝統芸能の奥深さを身をもって体感していた。