「かちがらす」の植松三十里さん講演 9月23日、佐賀育英会100周年式典で

 公益財団法人「佐賀育英会」(碇正義理事長)は、佐賀新聞紙上で歴史小説「かちがらす」を連載した小説家植松三十里(みどり)さんの講演会を23日午後4時から、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開く。創立100周年式典の記念講演として開催し、一般からの参加を募っている。入場無料。

 首都圏で学ぶ佐賀県ゆかりの大学生のための学生寮「松濤(しょうとう)学舎」の運営など行う佐賀育英会は、佐賀藩第11代藩主の鍋島直大を初代総裁、大隈重信を副総裁として発足した。植松さんは育英会の歴史にちなみ、「鍋島直正から直大夫妻に引き継いだ思い」をテーマに話す。参加希望者は会場で受け付ける。

 担当する古瀬忠彦さんは「佐賀育英会とも縁が深い鍋島家の話を聞ける良い機会になるのでは」と来場を呼びかける。問い合わせは古瀬さん、電話090(9724)0486。(坂本有佐)

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