地震・津波災害、時経ても自分ごとに 岩手県立図書館で企画展

関東大震災や昭和三陸大津波に関する資料が並ぶ企画展

 盛岡市盛岡駅西通の県立図書館(森本晋也館長)は、関東大震災と昭和三陸大津波に関する企画展「幾歳(いくとし)経るとも要心(ようじん)あれ~地震・津波災害の記憶~」を開いている。関連書籍を中心に被災状況を詳しく伝える当時の資料も展示。災害への理解を深め、備えの大切さを学ぶことができる。

 ▽日本と地震、津波との関係▽1923(大正12)年9月1日の関東大震災と33(昭和8)年3月3日の昭和三陸大津波▽災害伝承―をテーマに書籍や雑誌、パネルなど計163点が並ぶ。中央気象台(現気象庁)や自治体が発行した報告書、約100年前に出版された本の原本も展示している。

 10月9日まで。展示図書は一部を除き貸し出しもしている。午前9時~午後8時。29日は休館。

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