静岡1区選出・上川陽子元法相が新外相「全力を尽くしてまいりたい」

岸田首相は、13日、内閣改造を行いました。重要閣僚の外相には、静岡1区選出の上川陽子元法相を起用しました。

13日朝、永田町の議員会館に姿を現した静岡1区選出の上川元法相。報道陣から外相に内定したことについて問われると…

(静岡1区選出 上川陽子 元法相)

「まだ正式に任命はされていないが、きのうの段階で大変な重責を担ったということに対しては、すべてをささげて頑張っていきたい」

過去最多となる5人の女性閣僚の一人になったことについては…

(静岡1区選出 上川陽子 元法相)

「(女性の)政治の分野の活躍が極めて低いということについては日本の課題、総理のご期待に応えると同時に、国際的にも大変力強いメッセージを発信できると思う、いろいろな分野で女性の政治家として、対外的にもしっかりと発言をし、信頼を得ていく」

自民党は、午前10時から臨時総務会を開き、新たな党役員人事を発表。岸田総理は昼前に臨時閣議を開き、各閣僚の辞表を取りまとめました。そして、午後1時15分。議員会館の事務所で電話を待つ上川議員に…。

(静岡1区選出 上川陽子 元法相)

「上川でございます、お世話になります。伺います、よろしくお願いします」

Q:外相で間違いない?

「詳細は外務省からという言葉がありましたので、間違いなく外務大臣だと思います」「緊張感を持って国のため、世界に向けて発信し、この存在を高めていくことができるように、少しでも前進する、そのために全力を尽くしてまいりたいと、改めて決意し官邸に向かいます」

そして午後1時20分ごろ…。新たな閣僚名簿が発表されました。

(松野官房長官)「外務大臣、上川陽子…」

(静岡1区選出 上川陽子 元法相)

「世界が舞台、世界からも注目されてると思う、女性議員というこ とでもありますので、その意味でしっかりと仕事をしていくということを考えると緊張はさらに高まる」

総理官邸に新たな閣僚が続々と入っていく中、上川議員の姿も…。外相という新たなステージでの活躍が期待されています。

重要閣僚の外相に起用された上川陽子衆院議員の経歴を紹介します。上川さんは、1953年静岡市生まれの70歳。静岡雙葉学園、東京大学を卒業後、民間のシンクタンクを経てハーバード大学大学院で政治を学びます。そして2000年の衆院選挙に静岡1区から出馬し初当選。2007年少子化・男女共同参画担当相で初入閣を果たします。その後、2014年、第2次安倍内閣の時に法相に就任。それからも菅内閣など、合わせて3回、法相を歴任しています。また、2021年には、自民党の幹事長代理に就任しています。これまでに当選7回、数々の閣僚経験を積み、今回の内閣改造で外相に抜擢されました。

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