トロサールが代表戦で圧巻ゴール! アーセナルでの出番増加に期待膨らむ「アルテタはベンチに残したまま」

[写真:Getty Images]

アーセナルのベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが圧巻ゴールを決めた。イギリス『サン』が伝えている。

12日、ベルギー代表はユーロ2024予選・グループF第6節のエストニア代表戦をホームで戦い5-0と圧勝。地力の差をまざまざと見せつけ、勝ち点で並ぶ2位のオーストリア代表とともに首位での予選通過、そして本大会出場へ大きく前進した。

カタール・ワールドカップ(W杯)でグループステージ敗退という失意を味わったベルギーだが、ドメニコ・デデスコ監督就任後に始まったユーロ予選で4勝1分けの首位と盤石の戦いを見せ、ここまでで唯一の国際親善試合である3月のドイツ代表戦も敵地で3-2と勝利している。

そんななか、これまでスポットライトが当たることの少なかった28歳トロサールが存在感を増しており、エストニア戦でも1点リードで迎えた18分、FWロメル・ルカクの落としを受けてドリブルを開始すると、小刻みなタッチでDF3人を抜き去り、最後は弾丸シュートをネット左隅へ突き刺した。

圧巻ゴールを目の当たりにしたアーセナルファンからは「素晴らしい仕上がり」「優先すべきストライカー」などなどSNS上で称賛が相次いでいる一方、「ミケル・アルテタ(監督)は彼をベンチに残したまま…」「アーセナルでこれを発揮する機会を多く与えるべき」といった意見も挙がっている。

トロサールはプレミアリーグ開幕4試合での出場が2試合計62分間のみ。第3節のフルアム戦で先発出場もハーフタイムで交代となり、代表ウィーク直前のマンチェスター・ユナイテッド戦は最後まで出番が訪れなかった。

今夏の積極補強によって選手層が拡大したことによるものなのは間違いないが、アルテタ監督がインサイドハーフの一角で先発起用し続けているドイツ代表MFカイ・ハヴァーツが低調なこともあってか、卓越したスキルを母国で見せつけたトロサールのプレータイム増加への期待が膨らんだようだ。

「トロサールが素晴らしいゴールを決めた…個人的に彼がセンターフォワードに適しているとは思っていない。俺たちにブカヨ・サカとマルティン・ウーデゴールが欠かせない以上、ハヴァーツとガブリエウ・マルティネッリ、どちらかを外してトロサールを加える必要がある」

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