温室メロン、出来は良好 山形で品評会

高品質の温室メロンが並んだ品評会=山形市・県観光物産会館ぐっと山形

 贈答用などで需要のある県産温室メロンの品評会が13日、山形市の県観光物産会館ぐっと山形で開かれ、最優秀賞(県知事賞)にはサンファームしらたか(JA山形おきたま)のアールスメロン「ソナタ」が輝いた。

 村山、置賜、庄内の6JAから2玉詰め24点が出品され、ネットのそろい具合や大きさ、糖度などを基準に審査した。サンファームしらたか取締役部長の樋口賢太郎さん(37)は、記録的な高温・少雨を受け「試行錯誤しながらの栽培管理だった。難しい気象条件の中ではよく仕上がったと思う」と話した。

 JA全農山形によると、2023年産の栽培面積は前年比9%減の671アール。出荷時期は平年並みで、今月下旬にかけてがピークの見込み。

 品評会は県産温室メロンの品質や知名度の向上を目的に、全農山形などが主催している。最優秀賞以外の賞は次の通り。(かっこ内は所属JA)

 ▽優秀賞1席・全農山形県本部運営委員会長賞=片山祥平(山形おきたま)▽同2席・県果実研究会長賞=奥山雄一(てんどう)▽優賞=奥山農園(さがえ西村山)奥山喜幸(同)樋口賢太郎(山形おきたま)▽市場賞=小口嘉恵(山形おきたま)

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