山形市で17日に開かれる「日本一の芋煮会フェスティバル」を前に、芋煮を調理する大鍋「3代目鍋太郎」が13日朝、市消防本部近くの展示場所から、会場の馬見ケ崎川河川敷へ移された。
午前5時半から展示場所前の道路を一時通行止めにし、クレーンで直径6.5メートル、重さ4トンの大鍋をつり上げて河川敷に降ろし、かまどに設置した。移動完了まで約1時間を要し、作業を見守った実行委員や地元住民から大きな拍手が送られた。
フェスティバルでは約3万食の芋煮を提供する。大場康平実行委員長は「本番がいよいよ目前に迫ったことを実感する。おいしい水と自然がもたらす山形ならではの食文化をPRしたい」と話していた。