野球U-18W杯代表・武田選手、天童市長に成績報告 成長への強い意欲示す

野球のU―18W杯での優勝を報告した武田陸玖(山形中央高3年、天童四中出)=天童市役所

 野球のU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で初優勝した高校日本代表の武田陸玖=山形中央高3年、天童四中出=が13日、地元の天童市役所を訪れ、山本信治市長に成績を報告した。

 同高の佐藤裕恒校長、多田貞春野球部部長と訪問。武田は「レベルの高い環境ですごい経験をさせてもらった」と話し金メダルを披露した。山本市長は「素晴らしい才能」とたたえ「けがをしない体をつくり、これからも頑張ってほしい」とエールを送った。同市はこの日、武田の名前と日本の優勝を記し祝福する懸垂幕(縦5.2メートル、横0.78メートル)を市役所に設置した。

 大会は台湾で行われ12チームが頂点を争った。投打の二刀流で注目を集める武田は3試合に登板し1勝1セーブ、打者では中軸として4試合に出場し11打数4安打3打点と活躍を見せた。報告後の取材に「(代表の他選手たちと)日本代表としてまた会おうと約束した」と明かし、自らの将来について「最高峰の舞台で戦えるようにしたい」と成長への強い意欲を示した。

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