指定ごみ袋になるレジ袋 コンビニなどで実証販売始まる 長崎県大村市で約半年間 

大村市内で実証導入されたレジごみ袋=大村市森園町、市環境センター

 長崎県大村市内のコンビニエンスストアなどで今月、指定ごみ袋としても使用できるレジ袋を販売する実証事業が始まった。市の事業で、プラスチックごみの削減につながるか効果を検証する。
 市環境センターによると、レジ袋に入れたごみをそのまま、指定ごみ袋に入れる例が多く見られるため、レジ袋を指定ごみ袋にすればプラスチックごみを減らせるとみて導入した。
 容量は指定ごみ袋の特小サイズと同じ12リットルで、価格も同じ1枚10円。店頭で購入し、持ち帰り後はそのままごみ集積所に出せる。市のマスコットキャラクター「おむらんちゃん」が描かれている。
 レジごみ袋を扱うのは、市内のセブンイレブン16店とイオン大村店。計約1万5千枚を準備した。今月1日から各店舗での在庫がなくなるまで実証を続ける予定で、期間は約半年間を見込む。6日までに約800枚が売れたという。
 同センターはエコバッグの活用を推進しており、レジごみ袋はエコバッグを持たない人や忘れた人の選択肢を増やす取り組みと位置付けている。担当者は「市民に認知されることで、ごみ減量への意識向上にもつながれば」としている。

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