ラッピングバス、15日から運行 「true tears」

15日から運行が始まる「true tears」のラッピングバス=高岡市の加越能バス

  ●高岡―白川郷間

 アニメ制作会社ピーエーワークス(南砺市)の出世作「true tears(トゥルーティアーズ)」の放送15周年を記念するラッピングバスが15日から1年間、加越能バス(高岡市)の「世界遺産バス」で運行する。14日は同社でラッピングシートを貼る作業が行われ、関係者がアニメ文化を生かした地域活性化に期待を込めた。

  ●11月開幕の企画展と連動

 ラッピングバスは富山新聞社が創刊100年を記念して開催する「true tears展」と連動した取り組みで、高岡―城端―五箇山―白川郷を結ぶバス1台に施された。

 デザインは後部にキャラクターと城端別院善徳寺(南砺市)を描き、「放送15周年」「創刊100年」の文字が記されている。側面には白川郷合掌造り集落などの風景をあしらった。

 当面は午前10時45分高岡駅発白川郷行きと、午後2時45分白川郷発高岡駅行きで運行する。

 9日に発売したイラスト入り記念乗車券に関する問い合わせが加越能バスに寄せられており、担当者は「人気のアニメとタイアップすることで、県内だけでなく県外からも来訪するきっかけになってほしい」と話した。

 記念乗車券は世界遺産バスの「片道フリーきっぷ」。大人(中学生以上)2千円で2日間有効となる。

 「true tears展」は11月2日から12月4日まで、南砺市クリエイタープラザ桜クリエで入場無料で開催される。

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