岩手県内トラ党、悲願の「アレ」に沸く  ファンや元選手が祝福

18年ぶりのリーグ優勝が決まり両手を上げて喜ぶ高橋淳さん(中央)ら=14日午後8時50分、紫波町日詰東裏

 プロ野球・阪神が18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた14日、悲願の「アレ」を待ちわびた岩手県内のトラ党は歓喜に沸いた。「どれだけ待ったことか」「最高だ」。岩手県出身の元タテジマ戦士も古巣の活躍を祝福し、主力選手と交流のある県民は日本一に向けて一層の奮闘を願った。

 紫波町日詰東裏の天狗寿司(てんぐずし)。店主の高橋淳さん(50)が店を切り盛りしながら中継を見守る。「バースの時代」からのファン。優勝決定の瞬間には「よしっ」と両手を突き上げた。

 1992~96年に遊撃手としてチームに在籍した北上市出身の木立章成さん(49)=盛岡市西仙北=は現役時代の岡田彰布監督を「オーラを持っている人」と振り返る。「適材適所で出た選手がしっかり仕事する。本当にうまい采配だ」と目を細める。

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