デジタル製品で遊んで、学んで ヨコタが親子向け体験イベント 17、18日も宇都宮で開催

8月に開催したデジタル体験フェスタ=宇都宮市内(ヨコタ提供)

 オフィス機器販売やシステム開発などのヨコタ(真岡市田町、横田透(よこたとおる)社長)は、デジタル技術を活用して開発した自社の体感型アトラクションを実際に体験してもらおうと、親子向けのイベント事業に乗り出した。8月に宇都宮市内の商業施設で初めて開催したイベントには、130人ほどが訪れるなど盛況だったという。デジタルコンテンツに親しむ機会を増やし、自社サービスをPRしていく。

 同社は2017年から、都内の提携企業と共同で、建物などに映像を投影するプロジェクションマッピングによる空間演出や、体の動きに合わせて映像が変わるデジタルアスレチックなど、新たなデジタルコンテンツを制作している。主力事業の一つと位置付け、これまでは企業のイベントを中心に出展、PRしてきた。新型コロナウイルス禍の行動制限が緩和されたこともあり、自社コンテンツを広く発信しようと、体験型イベントを企画した。

 イベントを通じ、子どもたちがデジタル技術について学ぶ場を提供し、デジタルコンテンツ開発企業としてのヨコタの認知度を高める狙い。イベント出展のオファーや、コンテンツの販売、開発依頼などの受注拡大につなげる。

 第1弾となった「デジタル体験フェスタ」は、宇都宮市インターパーク6丁目のFKDインターパーク店で開催。プロジェクションマッピングを床に投影し光のボールを足で蹴り合うホッケーゲームや、デジタルアスレチックなどのアトラクションを提供した。小学生を中心に多くの子どもたちが参加し、楽しくデジタル技術に触れたという。

 同様の第2弾イベントは今月17、18日に同所のミナテラスとちぎで開催する。入場料は親子ペアチケットが1200円。事前予約も受け付けている。10月にはFKDインターパーク店で宇宙をテーマにした体験フェスタも予定する。

 今後も随時イベントを実施していく考えで、同社ウェブ事業部の岡部友輔(おかべゆうすけ)氏は「デジタル技術を活用したコンテンツを開発している会社は県内では珍しい。イベントを通して、ヨコタの名前を広めたい」と話した。

 (問)同社0285.82.4246。

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