レアル下部組織の4選手、未成年者の性的ビデオ撮影&拡散で逮捕

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのユースに所属する4選手が逮捕された。クラブが発表した。

声明によると、4選手のうち1名はカスティージャに所属。残りの3名はレアル・マドリーCに所属しているとのこと。メッセージアプリの「WhatsApp」でプライベートなビデオを流布した疑いがあり、告訴されたという。

クラブは事実関係を詳細に把握し、適切な措置を講じるとのことだ。

スペイン『アス』によれば、事件は2022年6月にカナリア島で起こったとのこと。6日、16歳の未成年者の母親が民間警備隊に報告。被害者の母は、1人が性的なビデオを撮影し、後に拡散したとしている。

事件はナイトクラブでおこり、合意の上での行為だったようだが、被害者の女性はビデオは削除されたと思っていたとのことだ。

しかし、その後、同意なしにビデオが「WhatsApp」を通じてチームメイトに拡散。それが発覚し、今回の事態に発展したという。

今回の行為は、刑法第197条に違反するとのこと。ビデオの撮影に同意していない場合は、1年から4年の懲役と12カ月から24カ月の罰金処分が下されることになるという。また、そのビデオが撮影に加えて流布した場合は、2年から5年の懲役に変わるという。

さらに、被害者が未成年者の場合はさらに刑が重くなることに。撮影したものは2年半から4年半の懲役と18カ月から24カ月の罰金に。撮影し流布した場合は、3年から5年半の懲役になるという。なお、流布しただけの場合は1年から3年の懲役と、12カ月から24カ月の罰金となるという。

ただし、同意の上でビデオが撮影された場合は刑が軽減。撮影者は3カ月から1年の懲役と、6カ月から12カ月の罰金。流布した者は1カ月から3カ月の罰金処分となる。それでも撒いてが未成年の場合は刑が重くなり、撮影者は7カ月から1年半の懲役と9カ月から12カ月の罰金、流布した者は2カ月から3カ月の罰金が課される。

© 株式会社シーソーゲーム