運転47年の高浜原発2号機が11年10カ月ぶり再稼働 関西電力の福井県内原発7基全てが稼働可能に

関西電力高浜原発2号機(左)=福井新聞社ヘリから撮影

 関西電力は9月15日午後3時ごろ、運転開始から47年が経過する高浜原発2号機(加圧水型軽水炉、出力82.6万キロワット)=福井県高浜町=の原子炉を起動し、11年10カ月ぶりに再稼働した。東京電力福島第1原発事故以降初めて、廃炉を除く関電の県内原発全7基が稼働可能となった。

 高浜2号機は1975年に運転を開始。福島事故後の2011年11月まで運転し、その後、定期検査に入り新基準への対応などで長期停止していた。

 関電は当初、7月15日に再稼働する計画だったが、原子力規制庁から火災防護対策が不十分との指摘を受けて追加工事を実施。計画から2カ月遅れた。

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