ラッピングバス運行始まる 高岡―白川郷にtrue tears

城端駅を出発するラッピングバス=15日午前11時40分、南砺市是安

 アニメ制作会社ピーエーワークス(南砺市)の出世作「true tears(トゥルーティアーズ)」の放送15周年を記念するラッピングバスが15日、加越能バス(高岡市)の「世界遺産バス」で運行を始めた。

 ラッピングバスは富山新聞社が創刊100年を記念して開催する「true tears展」と連動した取り組みで、高岡―城端―五箇山―白川郷を結ぶバスの車両1台に施された。デザインは車両後部に作品のキャラクターと城端別院善徳寺(南砺市)、「放送15周年」「創刊100年」の文字を記した。側面には白川郷合掌造り集落などの風景を描いた。

 始発の高岡駅では、バス利用者らがラッピングに見入る姿が見られた。アニメを全話視聴したという砺波市の会社員湯浅孝志さん(50)は「15年の節目でラッピングや作品展が実現してうれしい」と話した。当面は午前10時45分高岡駅発白川郷行きと、午後2時45分白川郷発高岡駅行きで運行する。

 9日からはイラスト入りの記念乗車券も販売されている。乗車券は世界遺産バスの「片道フリーきっぷ」で、大人(中学生以上)2千円で2日間有効となる。

 「true tears展」は11月2日から12月4日まで、南砺市クリエイタープラザ桜クリエで入場無料で開催される。

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