チェルシー、今季サードユニフォームは「原点のヒスイ色」に!80年代“自社ブランド”に触発のデザイン

プレミアリーグのチェルシーとキットサプライヤーのNikeは13日、2023-24シーズンの新サードユニフォームを発表した。

今回のキットカラーには、忘れられていたかのごとく長い間使われていなかった“ジェイドカラー”が復活している。

Chelsea 2023-24 Nike Third

チェルシー 2023-24 Nike サード ユニフォーム

23-24新サードユニフォームはブルーグリーンとでも表現すべきカラーが登場。クラブではこの色をイートンブルーと説明する。

このサードユニ発表時点でも胸スポンサーについての報告はなく、チェルシーほどのクラブが胸ロゴ無しという異例の事態となっている。

このイートンブルーは初代クラブ会長である第5代ガドガン伯爵に由来する色で、卒業校であるイートン大学のスポーツ選手(チーム)の色が原点。伯爵のレーシングカラーだったというこの色が、チェルシーの初代ユニフォームに使われた。

今回のキットは1980年代のユニフォームにヒントを得たものだが、チェルシーの歴史上でも異色といわれるイートンブルーのユニフォームとは、どのようなものだったのか。

今回のキットカラーの元ネタは、クラブの説明によると1986-87シーズンのアウェイユニフォームだという。

当時はシェイドブルー(ヒスイ色)と呼ばれた色のユニフォームは、特定のスポーツブランドとサプライヤー契約せずにクラブの自社ブランド(Chelsea Collection)で対応した時代に登場している。

シェイドブルーはUmbro時代の87-89アウェイモデルでも継続する。上記の不鮮明なユニ画像はその当時(87-88シーズン)のもので、見ての通りシャツからソックスまで全身でこの色を採用していた。

ただ、80年代当時は決して好評とは言えなかった色のようで、88-89シーズンを最後にキットカラーから消滅。今回のサードはその時以来の復活となる。

レヴィ・コルウィルが手にしているユニフォームが、ジェイドブルーで彩ったChelsea Collection時代の86-87アウェイユニフォーム。ちなみにChelsea Collectionで対応したのは86-87の1シーズンのみとなっている。

【関連記事】チェルシーも!独断と偏見で選ぶ!プレミアリーグ23-24「最高のユニフォーム」10着はこれだ

久しぶりの登場となったヒスイ色のサードユニフォームは、クラブ公式オンラインストアやNikeオンラインストア他で販売中。

17日のプレミアリーグ第5節で、チェルシーはボーンマスと敵地で対戦。もしかしたらこの試合で新サードユニフォームがお披露目となるかもしれない。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

© 株式会社ファッションニュース通信社