元カープ戦士・山崎隆造さん 総監督に就任 古豪復活へ 母校・崇徳に全てを注ぐ

RCC野球解説者の 山崎隆造 さんが、崇徳高校 硬式野球部の総監督に就任しました。

15日午後、母校である崇徳高校を訪ねた山崎隆造さんは、硬式野球部の総監督就任の要請を受け、引き受けました。

これまでもアドバイザーとして硬式野球部に携わってきましたが、1993年のセンバツ以来、甲子園から遠ざかるチームを強化すべく、白羽の矢が立ちました。

崇徳学園 奥田耕造 理事長
「 (山崎さんは)高校で、プロ野球で全国優勝を経験している。(その経験を)監督に伝え、監督は選手に伝えるとチームは向上すると思う」

1976年のセンバツ甲子園では崇徳高校の主将として全国制覇を成し遂げ、ドラフト1位で入団したカープでも1404安打を放ち、日本一を経験するなど実績は抜群。さらに解説者としてネット裏から培った野球観は、関係者も絶大な信頼を寄せています。

崇徳高校 硬式野球部 総監督 山崎隆造 さん
「選手の本分である勉強・人間形成も含め、わたし自身の経験を生かして選手たちに伝えていきたいと思う」

カープの2軍監督時代も含め、育成力に定評のあるベテラン指導者は、そのすべてを母校のグラウンドにぶつけます。

山崎隆造 さん
「(崇徳は)約30年、甲子園から遠ざかっている。ぼくだけでなく、多くのOBがそこを望んでいる。その思いを共有して、コツコツ地道にやっていきたい」

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