18年ぶりリーグ優勝の阪神タイガース “胴上げ投手”は静岡市出身の岩崎 優 投手 高校恩師は「感無量です」

プロ野球の阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝。9回のマウンドを託され“胴上げ投手”となったのは静岡市出身の岩崎 優 投手でした。高校時代の恩師は「感無量です」と教え子の活躍を称えました。

(実況)

「阪神タイガース18年ぶり6度目の優勝~!!」

優勝決定から一夜明け、大阪市の阪神百貨店では開店前に多くの人が列を作ったため、セールの予定を30分早め、午前9時半に始まりました。優勝を記念したロゴがついた商品が多く用意されたほか、1800円の福袋や、1800万円のジュエリーなど、“18年ぶり”にちなんだ商品も並び、多くの人が優勝を喜びあいました。

そしてこの盛り上がりは県内でも…。静岡市葵区の「お好み焼き店」でも喜びの声が聞かれました。

(お好み焼きもんじゃ 大阪京橋 中根 康臣 店主)

「阪神ファン歴60年、小学生、幼稚園の時からファン」「本当に勝手よかった、涙涙です」

熱烈な阪神ファンの店主。優勝を記念して、15日は特別サービスを実施するといいます。

(お好み焼きもんじゃ 大阪京橋 中根 康臣 店主)

「きょうは生ビール550円を180円で、何杯飲んでもいい、それとお好み焼き全品半額、それをやろうと思っている」

優勝を決めた14日 夜の試合で9回のマウンドを託された守護神・岩崎 優投手。試合後の会見では…

(阪神タイガース 岩崎 優 投手)

「ほっとしました、それが一番です、今までにない経験をさせてもらったのですごくありがたい」

岩崎投手は静岡市清水区の清水東高校出身。2023年の1月には地元・静岡市の草薙球場で自主トレーニングを実施していました。シーズン途中から守護神を託され優勝に大きく貢献した教え子の活躍に、高校時代の恩師は「感激した」と笑顔で話しました。

(岩崎選手の高校時代恩師 羽根田 暢尚さん)

「普段は笑顔とかガッツポーズをしたりはしゃいだりはしない」「きのうはすごくいい笑顔ではしゃいで、みんなと抱き合っている姿を見てすごく感激した」

また、当時を振り返ると岩崎選手の練習熱心な姿を思い出すといいます。

(岩崎選手の高校時代恩師 羽根田 暢尚さん)

「とにかく誰よりも遅くまで残って自主トレをやる」「高校3年間1日も休まず練習を卒業式までやった」「3年生の夏で終わってしまって一息つくのではなくて」「3年の夏の次の日にはグランドに来て、後輩たちと一緒に自分の次のステップに向かって練習をしている、そういうところは今でも鮮明に印象に残っている」

これからも自分らしさを忘れず努力を続けてほしいと今後の活躍に期待していました。

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