【時限発火装置で放火】「死傷者が生じかねない非常に危険な犯行」保険金目的の男に懲役7年判決

親族の住宅に、保険金目的で「時限発火装置」を使って放火したとされる男の裁判員裁判で、「懲役7年」の判決です。

判決を受けたのは、広島市安佐北区の男(48)です。判決によると男は、2019年12月、弟の被告と共謀して、広島市東区の親族が所有する住宅に「時限発火装置」を使って放火。隣の住宅とあわせて2棟を全焼させた上、保険金約3600万円をだましとろうとしました。

15日、広島地裁であった判決公判で、後藤有己裁判長は「死傷者が生じかねない非常に危険な犯行」と指摘。一方で、「計画は弟が考えて指示し、被告は従属的だった」などとして、懲役8年の求刑に対し、懲役7年の判決を言い渡しました。弟の被告は、公判前整理の手続が続いています。

【2023年9月15日放送】

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